「冨嶽三十六景・北斎の謎に挑戦」

2018年7月2日

江戸後期の浮世絵師・葛飾北斎は、冨嶽三十六景・冨嶽百景など生涯に、
200点近い富士山を描いた版画を制作している。それらの作品を細かく
分析すると、三角の形を随所に用いたり、円い編笠の人物を配すなど、構
図にさなざまな工夫が見られる。
「すべてのものは円と三角の基本形に帰一する」という独自の構図法を説
き、遠近法を用いて新しい絵画空間を作り出そうと試みた北斎。その探求
の場となったのが富士山であり、そこから名品が次々と誕生した。
同時代の絵画との比較検討、図像解説による調査をふまえ、北斎の冨嶽図
を読み直す。
今週のギャラリー
「東京ストリート・スタイル展」
「ミレーとバルビゾン派の画家たち展」 ほか

司会 桜井洋子アナウンサー 大岡玲