「雪舟のヴァーチャル・リアリティ“山水長巻”」

2018年12月14日

1997国宝・山水長巻(毛利博物館所蔵)は、雪舟の最も著名な山水画。48歳
過ぎてから遣明使節として中国に渡り、北京で2年間研鑽を積んだ雪舟が
帰国後10年あまり日本各地を漂泊したあとに描いた水墨画である。山水
長巻には、これまで雪舟作品に見られなかった特徴がある。それは、遠近
自在に山や川の風景を表現するとともに、四季の自然を連続的に展開させ
るという点。つまり、今日のヴァーチャル・リアリティ。春の緑濃き樹木
から始まり、寒々とした都城にいたる山水長巻の魅力を紹介し、雪舟がど
のようにこの雄大な構想を得たのかを探る。
今週のギャラリー
「デジタルミュージアム」
「縄文芸術展」
「NHKハート展」 ほか

司会 桜井洋子アナウンサー 大岡玲