本郷新 彫刻の重さは命の重さ

2018年6月29日

戦後の彫刻界を代表する存在だった本郷新。常に民衆の側に立ち、時代の変化に敏感に反応して、普遍的な人間像を追求しつづけた。その代表作をめぐる秘話を紹介する。戦後、ベストセラーとなった「戦没学生の手記・きけわだつみの声」。その収益の一部を使って本郷に彫刻制作が依頼された。しかし、この像は設置拒否や破壊など、数奇な運命に見舞われる。社会と密接にかかわりながら、作品を世に問いつづけた彫刻家の信念を探る。