「天空と大地への祈り ~インカ・マヤ・アステカの至宝~」

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いまからおよそ500年前、中南米に3つの文明が栄えた。インカ・マヤ・アステカ。 天を突く険しい山や、人を寄せ付けぬ深い森のなかで、神秘的な造形を生み出した。その宝の数々が、日本で初めて公開されている。
力強く緑の光を放つヒスイの仮面を作ったマヤ。中央アメリカのうっそうとした密林に70ほどの都市国家が築かれた。それぞれは、ゆるやかなネットワークで結ばれ互いに支え合っていた。自然を敬い、その恵みを分け合いながら暮らそうとした文明の姿が浮かび上がる。
メキシコ高原一帯を支配したアステカは、きばを生やし、鮮やかな青でいろどられた雨の神の姿を作った。自然の永遠の輝きを求めて大切ないのちを犠牲にささげ、神々をあがめた文明だった。
南アメリカ・アンデス山脈に巨大な帝国を築いたインカ。黄金伝説や驚異の空中都市マチュピチュを残した。インカには、ミイラを生きた者のようにみなし、ともに暮らす世界でも希な文化があった。
16世紀、スペインに滅ぼされるまで独自の発展を遂げた3つの文明。そこから生み出されたかたちには、天空や大地から授かるものを大切にした人々の祈りが込められている。

関野吉晴さん(医師・探検家)

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