「至宝が語るスルタンとハレムの真実 ~トルコ・トプカプ宮殿~」

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アジア・アフリカ・ヨーロッパの三大陸にまたがり、さまざまな宗教と民族を6世紀以上にわたって支配したイスラム国家オスマン帝国。その強大な権力と栄華の象徴がトルコ・イスタンブールのトプカプ宮殿だ。スルタンの居城として、イスラム文化の中心だった宮殿は、きらびやかな至宝の数々で世界的に知られている。最高の素材を用い、高度な職人技によって作られた262カラットのエメラルドのターバン飾り、そして、金の唐草模様の象嵌(ぞうがん)細工が美しい鉄の礼装用かぶと。それらは、君主スルタンの威信を一目で伝えるには、美の力が効果的だと考えた、オスマン帝国流のお宝活用法に則ったものだった。また、男子禁制の後宮・ハレムの女性たちの知られざる暮らしぶりを映し出すお宝もある。金のゆりかご、象嵌細工のサンダル、化粧箱・・・これまで明かされることのなかったハレムの女性の生活はどのようなものだったのか?トプカプ宮殿に残された至宝から、スルタンとハレムの女性の暮らしぶりを探る。

鈴木董さん(東京大学東洋文化研究所教授)

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