「“手紙”が語る フェルメールの真実」

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何気ない光景を静謐(ひつ)で独特な世界に描きあげる画家、フェルメール。今回三点が同時に公開される展覧会が京都市美術館で開かれています。特に名作として知られる「手紙を読む青衣の女」は本格的な修復を経ての世界初公開として注目されています。
三点に共通しているのは手紙。実はフェルメールは手紙にこだわり続けた画家でした。17世紀のオランダでは、東インド会社が世界貿易で富を呼び集めていました。繁栄を極める中、ヨーロッパの国々に先駆けて郵便制度が発達し、手紙が、ビジネスだけでなく男女の間でも流行。今のメールに引けを取らない、まさに“手紙ブーム”が起きていました。フェルメールの絵は、時代の最先端を描いたものだったのです。
この時代、日常の暮らしをそのままに描いた「風俗画」が、裕福な商人の間で流行します。実はフェルメールも、そうした絵画の流れを追いかけた「風俗画家」だったのです。しかし、ほかの風俗画家とは印象がまったく違う独自の美がそこにあります。なぜフェルメールは歴史に名を残す偉大な画家となったのか、何がそこまで見る者をひき付けるのか。神秘の画家の真実に迫ります。
出演
志村ふくみさん(染織家)

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