「“日本画”を超えて 天才画家 杉山寧の世界」

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近代日本画の巨匠、杉山寧。
杉山の大きな特徴は、日本画の技法を用いながら、当時の日本画の域を超えた世界観を描き続けたことにある。金髪の外人女性などをモチーフにした「エウロペ」、杉山の代表的なシリーズ、エジプトのスフィンクスを描いた「穹」、水をくむ女性を描いた「水」など。的確な描写力をベースに、斬新な構図、重厚な質感と明朗な色彩で、気品ある画面空間を獲得。杉山の登場は、伝統的な日本画のイメージを転換させ、後進の画家たちにも非常に大きな影響を与えたといわれる。
そして杉山自身が「絵画は決して実在するものの再表現ではない。実在するもの以上の生命感をもって訴えかけるものを創作できなかったら、描く行為の意味は空しい」と語ったように、杉山の絵画は、まさに実在を越える存在感で我々に迫ってくる。
番組では「穹」「水」「エウロペ」などの杉山の代表作をハイビジョン映像で撮影し、その世界を生き生きとご紹介する。また、杉山と交流の深かった日本画家・千住博と共に鑑賞し、日本画や洋画、具象画や抽象画という概念を超えた杉山作品の現代的意味を読み解いていく。

出演 天野一夫2111さん(豊田市美術館主任学芸員)

VTR出演 千住博さん(日本画家)

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