「皇帝たちが憧れた悠久の美 ~北京故宮の至宝~」

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中国4千年の至宝の数々を収蔵する北京故宮博物院。その中から門外不出の名品およそ200点が、日本で初公開されます。特に名品中の名品といわれるのが12世紀初頭に描かれた「清明上河図」。春の清明節の一日、北宋の都「開封」の賑わいと、庶民の日常の様子を克明に描いた絵巻。これほど当時の人々の姿をいきいきと描いた絵は、世界でも類を見ない傑作です。
この絵を描かせたのは、北宋の第八代皇帝・徽宗(きそう)。中国史上最も華やかな芸術の黄金時代を築き上げました。宮廷内に画院をつくり、中国最高の青磁を生み出し、7千件もの古典文物を収集しています。そんな皇帝が、繁栄に湧く街の活気と人々の幸せな暮らしを描かせたのです。
その後も、芸術を愛する皇帝たちが、故宮の名品を集め、また名品の誕生に力を注ぎました。13世紀に生まれた「青花磁器」(染め付け)。その華やかな装飾は、西アジアにまで広がる大帝国を創(つく)り上げ、東西文化の融合を成し遂げた元の皇帝フビライ・ハンの功績によって生まれたものでした。
また、故宮コレクションの礎を築いたのは、18世紀清の時代の皇帝・乾隆帝(けんりゅうてい)。少数民族が、多民族国家中国を支配するために、歴史的な芸術作品の収集に情熱を燃やしたのです。さまざまな古典を集めるだけでなく、宮殿内に工房まで作り、さまざまな工芸品を生み出しました。
3人の皇帝が情熱を注ぎ、生み出した悠久の美の魅力に迫ります。
出演
浅田次郎さん(作家)

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