「水流は銀箔(ぱく)だった ~尾形光琳「紅白梅図屏風」に新事実~」

日本美術を代表する尾形光琳の「紅白梅図屏風」(国宝)。所蔵者のMOA美術館と東京理科大学が行ってきた最近の科学調査によって画期的な新事実が出てきた。「紅白梅図」全体の背景となっている金地は金箔(ぱく)であり、中央の水流全体は銀箔であることが分かったのである。
今回の調査結果を元に、尾形光琳がこの水流をどのように描いたのか、日本画家の森山知己が原寸大で忠実に「紅白梅図」の右隻(紅梅)を再現してみる。江戸時代の極薄の銀箔を特別に製造してもらい、その銀箔を硫黄で黒く硫化させる。そして、さらに金箔を貼ってその上から「たらしこみ」という琳派独特の手法で梅を描く。その「紅白梅図」の再現から、改めて尾形光琳のデザイン感覚のすばらしさが、改めて確認できる。 
出演 河野元昭さん(秋田県立近代美術館館長)
森山知己さん(日本画家)

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