「藤田嗣治 玉砕の戦争画」

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フランスに渡り裸婦像で一世を風靡(ふうび)した藤田嗣治。戦争中は日本に帰国し、画家たちの先頭に立って戦争画に邁進、東京国立近代美術館には併せて14点の戦争画が残っている。
その中でも代表作といわれるのが、玉砕の戦場を描いた二つの戦争画、アッツ島とサイパン島の玉砕図である。『アッツ島玉砕』は、暗い茶褐色の大画面に敵味方入り乱れての血みどろの肉弾戦の様子が描かれている。また昭和20年に公表された藤田の最後の戦争画となった『サイパン島玉砕図』では、住民が崖から飛び降り、自決する姿など、サイパン島の日本人住民の最後の姿が如実に描かれている。これら藤田の戦争画は、今日までさまざまな見方がなされてきた。戦争の悲惨さを描ききった傑作だという評価の一方で、一億玉砕を唱える軍のプロパガンダの役割を担った絵画だという否定的な評価もある。
番組では、究極の戦争画と言われる『アッツ島玉砕』と『サイパン島玉砕図』を中心に、藤田の戦争画を紹介し、その意味を探る。
出演
笹木繁男さん(戦争画研究者)
VTR出演
野見山暁治さん(画家)
菊畑茂久馬さん(画家)
司 修さん(画家)

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