「柴田是真 漆で“粋”を極めた男」

google

幕末から明治にかけてヨーロッパの人々を驚かせた日本の工芸品。想像を超える高度な技で作られた品々は圧倒的な人気を博した。中でも、日本を象徴する素材“漆”で常識を覆す作品を生みだし、今なお称賛され続けているのが、蒔絵師、柴田是真(1807-1891)だ。

是真(ぜしん)は、江戸に生まれ、11歳の時、漆に金や銀で装飾を施す蒔絵の道に入った。しかし、京都に渡って絵師としての修行も積み、漆で絵画のような世界を作り出す独特の作風を築き上げた。漆は耐久性に優れているが、粘りけがあることから扱いはとても難しい。それを自在に操り、しゃれと遊び心に満ちた斬新な作品を次々と生み出していった。一見シンプルに見えて、肉眼では気付かないほど細部にこだわった作品は、どれだけ見ても尽きない発見がある。江戸っ子の粋な感性と、旺盛な探究心、そして職人の徹底的なこだわりが一体となり、“ZESHIN world”が誕生した。

誰にも真似のできない超絶技巧はどのようにして生まれたのか。現代を代表する漆芸の人間国宝がその技法を再現。さらに、プロダクトデザインのトップランナー深澤直人さんが、展覧会場で、作品の魅力に迫ります。
出演
深澤直人さん(プロダクトデザイナー・日本民藝館館長)
室瀬和美さん(漆芸家・人間国宝)

広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする