「影絵作家・藤城清治 89歳の“風の又三郎”」

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光が映し出す色彩豊かなシルエット。詩情あふれる登場人物。影絵が織りなすメルヘンの世界。影絵作家・藤城清治の作品は、多くの日本人の心に刻まれてきた。
この夏、藤城は、宮沢賢治の代表作「風の又三郎」の連作に取り組んでいる。「風の又三郎」は、子どもたちの心象風景をつづった物語。藤城はこれまで「銀河鉄道の夜」をはじめとする賢治の童話をテーマにした作品に取り組んできたが、「風の又三郎」は、物語の素朴さ、難解さから、心のどこかで避けてきたという。「風の又三郎」と向き合う決意をした背景には、80歳を過ぎてからの大きな心の変化があった。
メルヘンだけではない、現実の世界を描くきっかけになった原爆ドームの作品。そして、東日本大震災。藤城は何度も被災地を訪れ、復興の祈りを込めた影絵を制作。去年11月には防護服を着て福島第一原発をデッサン。完成した影絵には、がれきの中に「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」という賢治の言葉を添えた。「89歳の今だから描ける」という藤城清治。どんな又三郎が生まれるのか。創作の日々を密着ドキュメント。
出演
藤城清治さん(影絵作家)

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