「竹内栖鳳 未知なる日本画への挑戦」

google

「東の大観、西の栖鳳」。かつて横山大観と並び称され、いま、改めてその評価が高まっている画家がいる。竹内栖鳳(せいほう 1864~1942)。流派の壁のみならず、絵画の国境をも越え、新たな日本画を生み出すことに生涯をささげた。
若い頃から、絵と向き合う姿勢はまさに型破り。16歳で京都画壇を代表する四条派に入門するが、狩野派など異なる流派の技を研究し作品を発表する。時は明治、他の流派の技法に手を出すなど考えられなかった時代。その作品は、世間から酷評されるが、栖鳳は信念を曲げず、自分の道を突き進んだ。
大きな転機が訪れたのは、36歳のときに経験したヨーロッパ視察。初めて目にする西洋画のや、見たこともない風景や動物。帰国した栖鳳は、それまでにない作品を世に送り出し注目を浴びる。西洋の陰影法を取り入れ、生きているかのように描いたライオンは、「体臭までも表わす」と称賛された。さらに古代ローマの水道橋を描いた屏風では、和と洋の手法を融合させ、日本画の新たな境地を開拓した。
今回、90年ぶりに公開される幻の人物画から、西洋画の技法を探求した軌跡をたどる。さらに、日本画家・中島千波さんが、大作屏風「羅馬之図」の摸写に挑み、栖鳳の技と魂を読み解く。
出演
髙階秀爾さん(美術史学者)
中島千波さん(日本画家)

広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする