「永遠に強く 美しく ~奈良・興福寺の国宝仏像~」

1300年の歴史を持ち、貴重な仏像の宝庫として知られる奈良・興福寺。数ある名品の中で、これこそ興福寺の本尊とまでたたえられる仏像がある。火災で傷跡だらけの頭部だけが残された国宝「銅造仏頭」。これほど数奇な運命をたどってきた仏像はほかにないといわれる。昭和12年、この仏頭は、興福寺東金堂の本尊の台座の中から、およそ500年ぶりに発見された。焼失したと考えられていた仏像が、頭部だけ助け出され、大切にしまわれていたのだ。そこから、仏頭にまつわる波乱の歴史が明らかになる。
今回は、この仏頭の守護神とされる、国宝「十二神将」誕生の背景にも迫る。筋骨隆々、リアルでダイナミックなその姿は、鎌倉彫刻の傑作と評される。そこには、興福寺の復興に燃えた仏師たちの熱き魂が息づいている。さらに、全く違う魅力を放つ「十二神将」がある。わずか3センチの薄い板に彫られているにもかかわらず、立体感と躍動感にあふれる平安時代の傑作だ。
ゲストは、新潟市民芸術文化会館の舞踊部門芸術監督を務める金森穣さん。展覧会場を訪ね、演出振付家・舞踊家ならではの視点で、名宝に秘められた魅力を読み解く。
出演
金森穣さん(演出振付家・舞踊家)

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