「“魂”を見つめたコレクション クレラー=ミュラー美術館・画家たちの色彩革命」

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オランダにあるデ・ホーヘ・フェーリュウェ国立公園、その広大な自然の中に、世界中から美術ファンが足を運ぶ美術館がある。クレラー=ミュラー美術館。270点にのぼる世界最大規模のゴッホのコレクションを誇るヨーロッパ屈指の美の殿堂だ。
この美術館を作ったのは、一人の女性、ヘレーネ・クレラー=ミュラー夫人。夫の資産を背景に1万点以上の作品を収集した。そのコレクションには大きな特徴がある。19世紀から20世紀初頭にかけて、美術界に革命をもたらした画家たちの作品が中心になっているのだ。黄色と青を中心に激しい色彩で、感情や精神の高まりを表現したゴッホ、点描技法という革新的表現で印象派の色彩に挑んだスーラ、そして色彩の抽象的リズムで独特の世界を築き上げたモンドリアン。当時、まだ評価の定まっていなかった画家たちの斬新な表現に共感し、ヘレーネみずからも同時代の美術を研究、支援を続けたのである。
豊かな自然環境に恵まれたクレラー=ミュラー美術館を舞台に、ヘレーネが収集を続けたゴッホ、スーラ、モンドリアンにスポットを当て、色彩の革新を成し遂げた傑作の数々を紹介、さまざまな苦難と試行錯誤の末にたどり着いた美の秘密に迫る。

ゲストは、写真に刺しゅうを施し独特の世界を創るアーティストの清川あさみさん。国立新美術館に来日中のコレクションをじっくりと観賞しながら、ヘレーネ夫人が熱狂したゴッホやスーラ、モンドリアンの色彩の魅力を堪能する。

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