「行き暮れてひとり~画家・野見山暁治のアトリエ日記~」

google

現代の日本を代表する洋画家・野見山暁治(のみやまぎょうじ)93歳。75年にも及ぶ画業の中で身近な自然や風景を描きながらその本質を見極めようとする不思議な造形はいつも新鮮なエネルギーに満ち、多くの人々の心を捉えている。

現在、東京練馬のアトリエで独り暮らしを続けながら毎日キャンバスに向かう野見山。
なぜ描き続けるのかの問いに、「よほど描き残したいものがあるのか。どんどん遠ざかっても繰り返し繰り返し現れる形、その奥の何かを」と書く。22歳で経験したソ満国境でのみずからの死の病、パリ留学時代の29歳の妻の死、その後の数々の出会いと別れ。野見山は2011年3・11後の6月、東北の被災地に向かった。廃虚に立ちスケッチを重ね、その後も制作を続ける野見山。

被災地訪問後に描かれた大作「ある歳月」には天と地がシャッフルしたような画面に人間の顔や手のようにも見えるおぼろなかたちが交錯する。野見山は現在の心境を「行き暮れているようだ」と語る。

番組は再び巡りくる3・11を前に、キャンバスに向かう野見山の日々を追い、
また数々の名エッセイの朗読とともに、あくなき画業への思いを聞く。

出演 野見山暁治

広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする