「胸騒ぎの風景 ヴァロットン×角田光代」

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ベストセラー作家・角田光代さんは7年前、とある展覧会で名も知らぬ画家の一枚の絵に目を奪われた。ドガ、モネなど印象派の巨匠たちの作品ばかりを集めたコーナーの一角で、ひときわ異彩を放っていたその一枚。フェリックス・ヴァロットン(1865-1925)の描いた「ボール」である。

19世紀末のフランスで活躍したヴァロットン。その絵はいつも謎めいている。まるでカギ穴をのぞき見したかのような視点。どこかいびつな空間表現。そして描かれているのは、一体どんな場面なのか。ヴァロットンはサスペンス映画さながらに、さまざまな謎を見る者に投げかけ、不思議な不安感さえ抱かせる。「ボール」を見たとき、”恐怖”を感じたと言う角田さん。作品から受けた強いインスピレーションを元に、今回絵を題材にした新たな物語を書き下ろした。

実はヴァロットンは、日本はおろか地元フランスでさえ、その名が知られてこなかった。なぜか歴史に埋もれてきた謎の画家に光が当てられたのは去年。パリで初の大回顧展が開催されると話題を集め、31万人の人々が会場に押し寄せたという。なぜヴァロットンの絵はわれわれを惹きつけるのか。その謎に作家・角田光代さんが挑む。

出演
角田光代さん(作家)
高橋明也さん(三菱一号館美術館 館長)

VTR出演
滝本誠さん(映画評論家)
伴田良輔さん(写真家)

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