「故宮 皇帝たちの至宝」

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この夏、東京・上野の東京国立博物館では、世界四大博物館のひとつとも言われる台北の故宮博物院のコレクション約180点が公開されている。日本で初めて実現した故宮の展覧会。展示されているのは、いずれも、1000年以上前から皇帝たちが収集し、歴代の王朝に脈々と受け継がれてきた名宝ばかりだ。
雨上がりの空を思わせる淡い青色をまとった青磁は、北宋の皇帝・徽宗の時代の作品。徽宗は異民族の侵入で亡国の悲運に見舞われたが、収集したコレクションは異民族王朝にも引き継がれ、故宮の原点となった。
赤・青・緑・黄の美しい絹地の表紙を持つ「四庫全書」は、最後の王朝・清時代の作品。第6代乾隆帝(けんりゅうてい)は、全土に存在する書物を収集し、15年をかけて、全3万6千冊の写本を作らせた。この世のすべての知識をみずからの手に収めようとしているかのような、未曽有のスケールの事業だ。
故宮文物の美の奥にあるものを探っていくと、それは「美術品」であることを越えて、特別な「文化の力」を示してきたことが浮かび上がってくる。
番組では、作家・浅田次郎さんなどの出演で、皇帝たちの至宝に秘められた物語に迫る。
出演 富田淳さん(東京国立博物館 学芸研究部 列品管理課課長) 浅田次郎

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