「ガラスの巨人を超えろ!ガレに挑んだドーム兄弟」

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19世紀末から20世紀初頭にかけて流行した装飾スタイル、アール・ヌ―ヴォー。その巨匠・エミール・ガレに、挑んだ男たちがいる。ドーム兄弟。
1870年の普仏戦争で故郷を追われ、新天地フランス・ナンシーでガラス工場の経営を始める。その時、手本としたのがガレだった。ようやく軌道に乗り始めたものの、ガレのものまねではという評価をなんとか払拭(ふっしょく)しようと、独自の探究を始める。自然をモチーフにしながら、強烈な個性を打ち出すガレのような表現ではなく、誰からも愛される素直な自然の美しさを出そうと試行錯誤を重ねた。優秀なデザイナーや職人を雇い、高度な技法を探究。兄弟力を合わせて、ドームならではのガラスの美を創り上げていく。
そしてついに、ガレと対決する日がやってくる。舞台となったのは、1900年のパリ万国博覧会。ガレもドームも、満を持して高度な新技法を使った作品で勝負に臨む。果たしてその結果は。
今回は、フランス・ナンシーに、ガレとドームの足跡を追いながら、ドームならではの魅力に迫る。
出演 池田まゆみさん(美術工芸史家、北澤美術館学芸員)

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