「華麗なる天平の至宝~第66回正倉院展~」

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奈良・正倉院。1250年前、シルクロードを経てもたらされた聖武天皇遺愛の華麗な工芸品など9000件が保存されている。その一部を公開する「正倉院展」が奈良国立博物館で開かれる。天皇皇后両陛下の傘寿を記念し、今年は例年より長い20日間の会期が設けられた。

出展される59件の中で、最も注目されるのは「鳥毛立女屏風」。樹下にたたずむ美しい女性を描いた正倉院を代表する屏風が15年ぶりに登場。唐で大流行した女性の装いを、日本で鳥の羽を貼り、独自に屏風に仕立てた。ほかにペルシャから運ばれたガラスの水差し「白瑠璃瓶」、獅子やぶどうの模様を高度な鋳造技術で表した「鳥獣花背方鏡」など、シルクロードを通ってもたらされた、手技の粋をみることができる。
さらにことしは、数多くの武器・武具が出展される。金銀細工を施した「黄金荘大刀」など華麗な刀剣のほか、弓や手鉾など正倉院におさめられている武器・武具は100を越える。その多くが実用性をそなえている。仏教を厚く信仰し、大仏を建立した聖武天皇が、なぜ武器・武具を正倉院に残したのか。現代の匠が宝物を再現しながら、人々の秘められた思いに迫っていく。
出演 内藤栄さん(奈良国立博物館学芸部長)

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