「フェルディナント・ホドラー 果てしなき変遷」

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スイスで”国民画家”として人気が高いフェルディナント・ホドラー(1853-1918)。同時代の画家クリムトも高く評価したその作品は、「リズムの絵画」とよばれる躍動的な魅力をたたえている。
その表現は年代によってさまざまに姿を変えた。19世紀末には、取りつかれたかのように「死」や「憂うつ」を題材とし、人間の深い闇を描いた。それが、20世紀に入ると一転して作品は「生」への意志に満ち、しっかりした輪郭と鮮やかな色で表されるようになる。
作家の江國香織さんは「彼の変遷ぶりにひかれる。不思議な絵」と言う。国立西洋美術館で開催中の「フェルディナント・ホドラー展」(日本では40年ぶりの個展)会場を訪ね、ホドラーの画業をたどる。ホドラーが作品につけたタイトルにみる物語性、スイスの風景を描くことで「反復のリズム」を獲得したこと、「永遠(踊る女性の群像)」と「限りあるもの(死の床にある恋人)」の両方を同時に描いた晩年・・・。知られざる画家のベールを一枚一枚はずすような会話が続いてゆく。
出演 江國香織さん(作家)
新藤淳さん(国立西洋美術館研究員)
 

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