「夢の御舟 傑作10選」

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天才と呼ばれた日本画家、速水御舟(1894-1935)。30年以上のときを経て、ある傑作が公開されているのを機に、「傑作10選」で、その魅力をあますところなく紹介する。生涯、何度も新たな技巧に挑戦し、千変万化の傑作を生み出した、天才の軌跡。

御舟の代表作といえば、日本美術史の金字塔とも言える「炎舞」。揺らめく炎に誘われるように舞う蛾(が)の群れ。幻想的な中に、ドキッとするようなリアリズムが存在する。なぜ、そのような表現が生まれたのか。舞妓(まいこ)を超細密に描いた傑作などを、新進気鋭の美術家・須田悦弘さんが読み解き、秘密を探っていく。

御舟は、常に世界を見据え、西洋画に負けない絵画を描こうと試行錯誤を繰り返した。幾何学的な構図を編み出した美人画や、シュールレアリスムのエッセンスを融合させた不思議な風景画。そして最も力を入れたといわれる意欲作が「翠苔緑芝(すいたいりょくし)」。一見、琳派風の屏風(びょうぶ)だが、近づいて見ると、驚くべき表現がなされていた。どうやって描いたのか。日本画家の中島千波さんが挑む。

34年ぶりに公開された御舟の水墨画がある。気高さまで漂わせる傑作「木蓮(春園麗華)」。鮮やかな色彩の絵を描いてきた御舟が、なぜ墨だけの世界に没頭したのか。そして晩年に描いた水墨の傑作「牡丹花(墨牡丹)」。死の前年に描いたこの絵に、御舟は、どんな思いを込めたのか?
出演 しりあがり寿さん(漫画家)須田悦弘さん(美術家)中島千波さん(日本画家)小林忠 山崎妙子

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