「片岡球子 輝く個性の秘密 スケッチは語る」

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鮮やかな色彩に、デフォルメされた形。インパクトあふれる個性的な作品を数多く残し、いまも人気を誇る日本画家・片岡球子(かたおかたまこ・1905~2008)。ことしは生誕110年。それを記念した展覧会を機に、350冊に及ぶスケッチブックや下絵、模写など、貴重な資料の研究が進められている。そこから浮かび上がってきたのは、球子の意外な姿だった。

片岡球子といえば、大胆な富士山の作品で知られるが、中でも60代からとりかかったライフワーク「面構(つらがまえ)シリーズ」は、足利尊氏や葛飾北斎など、歴史上の人物をあたかも目の前にいるように描いた異色の傑作とされる。その独創性は、一体どのようにして生まれたのか。
手がかりとなるのが、初期から晩年に及ぶ膨大なスケッチ。ひもといていくと、大胆なイメージの球子とは逆の、ディテールをとことんまで追った試行錯誤が見えてくる。描きたいものの個性をいかにとらえるか。それを生き生きと表すにはどうすればいいか。球子は、描く人物の着物の柄を一つ一つ徹底的に調べ、さらには、時代の空気までつかもうと何度も取材に出かけていた。スケッチをもとに、球子の鮮烈な個性の秘密に迫っていく。
出演 大石芳野さん(写真家)
土岐美由紀さん(北海道立旭川美術館 学芸員)
松村公嗣さん(日本画家) 他

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