「いのちを吹き込む匠(たくみ)たち 第62回 日本伝統工芸展」

google

今、世界でも注目を集める日本の伝統工芸。陶芸や染織など各分野で活躍する現代の匠(たくみ)たちが、最高峰の技の限りを尽くす美の競演がある。ことし第62回を迎える「日本伝統工芸展」だ。
伝統を継承しながらも、その枠を越える新鮮さに満ちた受賞作の数々。作品に新たな輝きを与えているのは、現代の匠たちの“今”を生きる感性だ。
高松宮記念賞を受賞した井戸川豊は、日常の中にありふれた“野菜”に美しさを見いだす。受賞作「銀泥彩磁鉢」のモチーフとなったのは、“かいわれ大根”。一見ささやかな野菜が持つあふれんばかりの生命力をこん身の技を尽くし、陶器に表現してみせた。
沖縄で代々続く紅型(びんがた)工房の16代目、城間栄市は、第2次大戦で焦土となった沖縄で紅型を復興させた祖父、そして紅型の普及に力を注ぐ父の思いを継ぎ、一度は途絶えた技法”紅入藍型(びんいりあいがた)”の復活に挑戦。満点の星空の下、透明感ある海と空がひとつに溶けあい、生きとし生けるものたちがハーモニーを奏でる沖縄ならではの情景を「琉球紅入藍型着物“むるぶし浜”」に結実させた。
番組では、受賞作品すべてを一挙紹介。さらに、司会の井浦新と伊東敏恵アナウンサーが作家の創作の現場を訪れ、現代の匠たちの技や素材のこだわり、工芸への尽きせぬ思いをたどりながら、今を生きる感性が、伝統にいのちを注ぎ込む瞬間を見つめる。
出演 井戸川 城間栄市 鈴木徹 家出隆浩

広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする