「カラフルな闘い ニキ・ド・サンファル」

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カラフルな水着に身を包んだ豊満な女性たちが、のびやかに踊ったり、逆立ちしたり。
何だか見ていて楽しい気分になる女性像を生み出したのは、フランス生まれの女性アーティスト、ニキ・ド・サンファル(1930-2002)。去年、パリの展覧会で60万人を集めるなど、その作品は絶大な支持を集め続けている。一体なぜなのか?

明るく解放感あふれるニキの女性像だが、実はその作品はニキの苦しみや葛藤を経て生み出されたものだった。その苦しみの原因とは、”女であること”。
家父長的な価値観にとらわれた家族、一人の人間である前に妻であり母であることを課してくる社会・・・。そんな束縛に真っ向から挑むように、ニキは、1960年代、作品を実弾で撃ちまくる「射撃絵画」を発表、注目を集める。そして、醜くデフォルメされた花嫁や、産みの苦しみにあえぐ妊婦など、それまで表現されることのなかった”生の女性の姿”を次々と作品にしていく。格闘の末、誕生したのが、輝く色彩と躍動感にあふれた代表作「ナナ(=娘の意)」シリーズだった。

真摯(しんし)に人生と向き合い自分を解放していったニキ。そんなニキから生きるパワーをもらったと言う映画コメンテーターのLiLiCo(リリコ)さんとともに展覧会場を訪れ、その魅力をひもといていく。

【出演】映画コメンテーター…LiLiCo,国立新美術館研究員…山田由佳子,カミーユ・モリノーさん(フランス文化財保存監督官)ブルーム・カルデナスさん(ニキ芸術財団理事長)【司会】井浦新,伊東敏恵

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