「藩を救った名画~“夷酋列像”蠣崎波響(かきざきはきょう)~」

google

江戸時代、圧倒的な写生の力で人気を誇った、京の都の絵師・円山応挙。その応挙に師事したのが、北海道・松前出身の蠣崎波響(かきざきはきょう)である。
“松前応挙”とも称された波響は、本職は絵師ではなく、松前藩の家老にまでなった武士だった。波響は、自分の絵筆の力で、松前藩を救ったと言われている。一体何があったのか?

それを解く手がかりとなるのが、今から32年前にフランスの美術館で見つかった波響の傑作。長い間、行方不明だったため幻の名画と言われている。
“夷酋列像(いしゅうれつぞう)”。アイヌの12人の有力者たちの肖像画である。その細密な描写や鮮やかな色使いが評判を呼び、当時の天皇にも称賛された。
実はこの絵が生まれた背景には、当時の国際情勢もからんだ、松前藩の存亡がかかっていた。なぜ、この絵が藩を救ったことになるのか?そして、藩の存続を担う重責を背負った波響はどんな思いでこの絵を描いたのか?番組では、最新の研究を元に、時代に翻弄されながら波乱の生涯をおくった蠣崎波響の作品の知られざる魅力をひもといていく。

【出演】北海道立帯広美術館学芸課長…五十嵐聡美,法政大学総長…田中優子,東京芸術大学大学院准教授…荒井経,松前城資料館館長…久保泰,【司会】井浦新,伊東敏恵

広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする