「分かたれた故郷 妻へ ―画家イ・ジュンソプとマサコ」

韓国の国民的画家イ・ジュンソプ(1916~1956)。20世紀前半を生きたジュンソプは、戦争や貧困に直面しながら、朝鮮民族の象徴とも言われる牛や、家族への愛を描きました。ジュンソプが心の支えとしたのが妻の山本方子(やまもと・まさこ)さん、現在94歳です。二人は韓国と日本で離ればなれになりながらも互いを恋い慕い、そこから数々の作品が生まれます。
ジュンソプと方子さんは、戦前に東京の学校で出会い、太平洋戦争の末期に朝鮮半島北部(現在の北朝鮮)のジュンソプの故郷で結婚しました。
1950年に朝鮮戦争が勃発すると、二人は子どもたちを連れて南の済州島に避難します。
満足に画材を手に入れることもできない貧しさのなかで、ジュンソプは、粗末な紙やくぎを使ってでも絵を描き、独自の作品世界を創りあげてゆきます。
しかし、長引く避難生活で、方子さんや子どもたちが体を壊し、日本に帰国。韓国に一人残ったジュンソプは、東京で暮らす方子さんに絵のついた手紙を書き送るようになります。つづられるのは、たった一つの願い、「いつか真に新しい絵を描いて、ふたたび家族一緒に暮らしたい」。いちずな思いを胸に、短い生涯を駆け抜けたイ・ジュンソプの世界をご紹介します。

【出演】東京経済大学教授…徐京植,【司会】井浦新,伊東敏恵 山本方子さん(イ・ジュンソプの妻)
キム・ビョンギさん(画家 イ・ジュンソプの幼なじみ) ほか

日曜美術館「海峡を越えて 画家イ・ジュンソプと妻マサコ」 20160124
イ・ジュンソプは、朝鮮戦争で離散した家族への愛を描き、韓国の国民的画家と言われる。その心の支えが日本人の妻、方子さん、94歳。日韓を結び生まれた作品を紹介する。 【Myvi】24090028012 日曜美術館「海峡を越えて 画家イ・ジュンソ

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