「民家巡歴~向井潤吉の戦後~」

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敗戦直後から亡くなるまで、滅びゆく民家のわら屋根を、ひたすら描き続けた画家がいる。
向井潤吉(1901~1995)。描いた民家の絵は、北海道から鹿児島まで全国津々浦々、あわせて2千点を越える。向井の民家は、自然とともに暮らしてきた日本人の原風景として、多くの人々に郷愁を呼び起こしてきた。しかし同時に、それらの絵は、戦後復興から高度成長を経て日本の農村が激変する姿を、民家を通して記録することにもなった。
養蚕の衰退や出稼ぎなどによる農村の伝統的な暮らしの変貌。ダムや高速道路の建設に伴う離村や廃村。向井は、消えゆく民家に追い立てられるようにして、全国の民家を訪ね歩いた。番組では、岐阜県白川郷、山形県の田麦俣など、向井が熱心に通いつめたいくつかの地域を中心に、郷愁あふれる民家の絵を、向井の文章や当時のニュース映像などとともに紹介する。

【出演】世田谷美術館学芸部長…橋本善八,高島外成,渡邊雄一,白川村役場職員…近藤久善,渋谷一志,【司会】井浦新,【語り】伊東敏恵

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